寒い季節のお弁当に役立つ、冷めても美味しいお弁当の作り方
朝晩はぐっと冷え込む日が多くなってきました。寒い季節になるとお弁当が冷えてしまい、ごはんやおかずが固くなって美味しく感じられないことがあります。
そこで今回は冷めても美味しく食べられるお弁当作りの工夫をお伝えしたいと思います。
冷めても美味しいごはんの炊き方
米はしっかり浸水させてから炊飯します。
浸水時間は春と秋は45分、夏は20分、冬は1時間から1時間半くらいが目安です。
米の状態によっても変わってくるため、目安の時間どおりに炊いてみて、炊き上がったごはんが固いようであれば浸水時間を長めにします。
冷めても美味しいおかずの作り方
肉のおかずは冷えると脂が固まるため、硬く感じることがあります。
できるだけ脂肪の少ないものを選ぶようにしましょう。
脂が多い食材を調理する時には、脂身を取り除く、下茹でする、加熱して出てきた脂をキッチンペーパーで拭き取るなどして余分な脂を取りのぞくことがポイントです。
また、バターなど動物性の脂よりも米油やごま油など植物性の油を使った調理がおすすめです。
その他、はちみつなど保湿効果のある調味料を使ったり、食材に水分を閉じ込める調理の工夫をすることで、冷めても美味しさを保つことができます。
冷めても美味しいしっとりそぼろレシピ
冷えて脂が固まったりパサつきやすいそぼろですが、脂の少ない鶏肉を使い小麦粉をプラスすることで、時間が経ってもしっとりした美味しさを保てます。
鶏そぼろレシピ(2人分)
材料
鶏ももひき肉 200g
A醤油 大さじ1と1/2
Aきび砂糖 大さじ1
Aみりん 大さじ1
小麦粉 小さじ1
ごま油 小さじ1
下準備
・Aを合わせる。
作り方
1 ボウルに肉とAを入れ、まんべんなく混ぜる。
※肉に調味料をしみこませてしっとりさせます。
2 フライパンに油を熱し、1を入れ中火で炒める。
3 水分がわずかに残るくらいになったら、小麦粉を入れ1分ほど炒める。
※肉にしみこんだ水分を小麦粉が抱えこむことで、しっとり感を保ちます。炒めすぎに注意してください。
寒い季節におすすめな木製弁当箱
木製弁当箱は木のもつ調湿作用により、夏はごはんが傷みにくく、冬はごはんが固くなるのを防いでくれます。
寒い季節でもごはんを美味しく食べられる木製弁当箱ですが、電子レンジ対応のものであれば食べる前にあたため直しができるので、ごはんがより一層美味しく感じられます。
電子レンジ対応桶弁当
価格:9,900円 |
おわりに
今回は冷めても美味しいお弁当作りの工夫をお伝えしました。
心を込めて作ったお弁当、寒い季節でも美味しく食べてもらいたいですよね。
少しの工夫で美味しさをキープすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
コラムの執筆者:料理家 佐々木ちひろ
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]