夏にぴったりの傷みにくいお弁当おかずレシピ
7月に入り、いよいよ夏本番。
暑さが本格的になる夏はお弁当が傷みやすくなり、お弁当作りにも注意が必要です。
この時期にオススメの夏の傷みにくいおかずレシピをご紹介したいと思います。
夏のお弁当おかずを傷みにくくする工夫
夏のお弁当おかずを傷みにくくする工夫やレシピを過去記事でご紹介しています。
夏のお弁当の食中毒予防

傷みにくい夏のお弁当おかずレシピ

夏のお弁当おかずレシピとお弁当の傷みにくい工夫

夏のお弁当おかずに避けたほうが良い食材
・生野菜
生野菜は水分を多く含み傷みやすいため、できるだけ加熱してから使います。
・果物
水分の多いスイカ、桃、キウイなどは避け、ぶどうやさくらんぼなど水分が出にくく、できるだけカットせずに入れられる果物がおすすめです。また、果物は他のおかずとは別容器に入れましょう。
・生の乳製品
マヨネーズやチーズなどの栄養価の高い乳製品は、そのままではなく加熱して使います。
・要冷蔵の加工食品
ハムやちくわなどそのまま食べることができる加工食品も、夏場は加熱してから使います。
・半熟卵
卵は加熱が十分でないとサルモレラ菌の食中毒の恐れがあるため、十分な加熱調理が必要です。加熱の目安は75度で1分以上です。
・混ぜご飯
ご飯に具材や調味料を混ぜると、水分や栄養分により傷みやすくなります。
混ぜご飯にしたい時にはふりかけやゆかりなどの乾物を使うのがおすすめです。
傷みにくい夏のお弁当おかず
今回のお弁当の内容を傷みにくくする工夫とともにご紹介します。
・ごはん
米1合に対し小さじ1程度の酢を入れて炊くことでご飯が傷みにくくなります。
・大葉
大葉は殺菌作用のある食材です。
・牛肉の韓国風炒め
抗菌作用のあるしょうがを使い、しっかりと汁気がなくなるまで炒め、すりごまを加えることで水分が出にくいおかずになります。
・卵焼き
水分を少なめにした配合で、中までしっかり火を通します。
・にんじんのナムル
すりごまを多めに加えて水分を吸収し、他のおかずに汁気が移るのを防ぎます。
・ゴーヤのおかか昆布和え
かつおぶしと塩昆布で水分を吸収し、他のおかずに汁気が移るのを防ぎます。
・とうもろこし
茹でたあと、水分が残らないようキッチンペーパーで水気をよくふき取ります。
・ミニトマト
ミニトマトは生野菜の中でも水分が出にくい食材です。
丸のまま使い、ヘタの部分は細菌が繁殖しやすいため、ヘタを取りよく洗います。
傷みにくい夏のお弁当おかずレシピ
傷みにくい夏のお弁当おかず【牛肉の韓国風炒め】
材料(2人分)
牛切り落とし肉 200g
長ねぎ 1/3本
ごま油 大さじ1
Aしょうがすりおろし 小さじ1
A醤油 大さじ1
Aきび砂糖 大さじ1
A酒 大さじ1
Aコチュジャン 小さじ1/2
すりごま 大さじ1
下準備
・牛肉は3cm幅に切り、長ねぎはみじん切りにする。
・Aを合わせて混ぜる。
作り方
1 フライパンに油を熱し、牛肉を入れ中火で肉の色が変わるまで炒める。
2 長ねぎとAを入れ汁気がなくなるまで炒める。
3 すりごまを入れて混ぜる。
※子どもでも食べやすいよう、辛さを控えています。辛いものがお好きな方はお好みでコチュジャンを増やしてください。
おわりに
今回は夏の傷みにくいお弁当おかずをご紹介しました。
夏のお弁当作りは色々と気を使ってしまいますが、工夫をしながら安全で美味しいお弁当を作っていきたいですね。
使用したお弁当箱

使用した箸

コラムの執筆者 料理家 佐々木ちひろ
いつものお弁当ライフを少しでも楽しく出来ますように♪
どうぞ皆様お試しあれ。
コメント