竹籠弁当箱の基本のお手入れとカビ発生時のお手入れ
昔ながらの風合いが魅力の竹籠弁当箱。
通気性が良く、おにぎりやサンドイッチなども入れやすいため、暑い季節や行楽シーズンに特に人気のお弁当箱です。
今回は竹籠弁当箱の基本のお手入れと、カビが生えてしまった時の対処法をご紹介したいと思います。
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竹籠弁当箱の使い方
天然素材の竹で作られた竹籠弁当箱は、ごはんやおかずを直接入れて使うことができます。
無塗装のお弁当箱の場合、食品をそのまま入れたほうが竹の抗菌作用は期待できますが、気になる場合はワックスペーパーを敷いたほうがシミや汚れを軽減できます。
また、ちょっとした汁漏れも防ぐことができます。
ワックスペーパーの他に、抗菌作用のある笹の葉や竹の皮を敷く方法もあります。
竹籠弁当箱の基本のお手入れ
竹籠弁当箱のお手入れ方法は、あまり汚れていなければ固く絞った濡れ布巾を使って拭きます。
汚れが気になるときには、薄めた中性洗剤とスポンジやたわしを使い網目に沿って洗います。
よくすすいで布巾で水気を拭き取ったら、風通しのよい場所で1日以上しっかりと乾かします。
竹は水を吸収しやすいため、長時間のつけ置き洗いは向きません。
食洗機や金属製たわしでの洗浄、天日干しはお弁当箱の傷みの原因となるため避けてください。
竹籠弁当箱のカビの対処法
竹籠弁当箱の竹が交差している部分は、水分が残りやすくカビの原因になることがあるため、しっかり乾燥させることが大切です。
保管の際は箱などに入れて密閉することは避け、できるだけ風通しのよい場所にしまってください。
カビが生えてしまった場合、軽いカビであれば落とすことができます。
細かなところまで届きやすい歯ブラシを使い、薄めた中性洗剤でこすり洗いをします。
無塗装のお弁当箱であれば磨き粉(重曹を含まないもの)の使用もできます。
また、塗装を施しているお弁当箱は無塗装のものよりカビがつきにくくお手入れが簡単です。
おわりに
今回は竹籠弁当箱のお手入れ方法をご紹介しました。
お手入れ方法を知り大切に扱うことで、丈夫な竹籠弁当箱をより長く使うことができます。
ぜひ、日々のお手入れの参考になさってみてください。
使用したお弁当箱
コラムの執筆者
料理家 佐々木ちひろ
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